1949-10-19 第5回国会 衆議院 地方行政委員会 第40号
○稻田説明員 第一の点でありますが、過ぐる国会におきまして、文部大臣は、この定員定額の問題に関連いたしまして、大体年々の退職歩合から推算いたしました場合に、現在の超過教員の数と比較いたしますれば、退職歩合の方が大きいので、もし不補充の方法をもつてすれば整理を行わないでも済むであろうという見解を述べられたと承つております。ただいまの御質問の点は、そうした点ではないかと存じます。
○稻田説明員 第一の点でありますが、過ぐる国会におきまして、文部大臣は、この定員定額の問題に関連いたしまして、大体年々の退職歩合から推算いたしました場合に、現在の超過教員の数と比較いたしますれば、退職歩合の方が大きいので、もし不補充の方法をもつてすれば整理を行わないでも済むであろうという見解を述べられたと承つております。ただいまの御質問の点は、そうした点ではないかと存じます。
○説明員(稻田清助君) 先般大臣が御答枠になりましたように、前國会の当初におきましては年々の退職歩合と教員の超過歩合とを比較いたしました場合には、全体的に見て本年に限つて格別の方法を以て整理しないでも自然退職その他の方法ということを考えれば落ち着き得るという見解の下に答弁せられたことであろうと思う。
曾て文部省におきまして、特に行政整理を行う必要がないと考えられると、こういう見解を披瀝いたしましたのは、御了解頂いておりますように年々の退職数、退職歩合を見ますると約三万、歩合にして七分であります。当時の超過予想歩合は五分でありますから、年々の退職歩合よりも内廻る見込が立つておるので、自然退職等の方法によつて落付くだろうという見解を持つたわけであります。
これを年度末までの見通しといたしまして超過が一万人をこえるといたしましても、年々の退職歩合が二万ないし三万にも及んでおることでありますので、欠員不補充という方策をもつて臨みますならば、別段行政整理を行う必要はない、こういうような見解をもちまして、当時の当局よりもこの委員会にそうした所見を申し述べた次第でございます。
○稻田説明員 ただいまお話の、水谷委員に対します前國会における政府委員の答弁については、私は詳細承知いたしていないのでありますが、ただその当時文部省としてとりました見解は、この定員定額制から超過いたしておりまする現在の教員数を考えました場合に、その超過数は年々の退職歩合から見て非常に内輪の数字でありすまので、不補充という方法をもつてすれば、自然退職等の方法でもつて処置がつく、こういう見解を持しておつたわけであります
併しながら從來の全國の教職員の退職歩合等を考えますれば、大体退職歩合が七%ぐらいに及ぶのが常であります。然るに十二月当時におきまして小学校においては約八千人ぐらい超過したところがあり、更に三月末までには一万人程度超過することになる予測を持つたのであります。